もうこれ以上、許さない
予断を許さない
預かったシャツの枚数や、急品じゃない事から…
風人がクリーニングを利用するのは、2週間に1度と判断したものの。
実際会うのは、受付時とお渡し時の2回。
そのお渡し時を思って、気が気じゃない日々を過ごしてると…
仕事帰りに、誉から電話が入る。
『今Cyclamenなんだけど、一緒に飲まない?』
「飲むっ」
風人の事を考えたくなかったあたしは、2つ返事でOKした。
「なんかあった?」
1杯目を飲み終える頃、誉が心配そうに覗き込む。
「っなんもないよ、なんで?
あ、ロングアイランドアイスティーとか飲んでるからか」
それは紅茶味なのに、かなりアルコールが強いカクテルだ。
「それもあるけど。
月奈が俺の誘いに、すごい乗り気で来てくれるとか初めてだから」
「あぁ、あれは…
単純に、飲みたい気分だったから?」
「疑問系っ。
しかも飲みたい気分って事は、やっぱなんかあったんじゃん」
「うわ揚げ足っ。
でもぜんぜん、大した事じゃないし」
誉に甘えるわけにはいかない。
「いいよ、聞かせて?
その前に、諌。
月奈に同じのもう1杯」
風人がクリーニングを利用するのは、2週間に1度と判断したものの。
実際会うのは、受付時とお渡し時の2回。
そのお渡し時を思って、気が気じゃない日々を過ごしてると…
仕事帰りに、誉から電話が入る。
『今Cyclamenなんだけど、一緒に飲まない?』
「飲むっ」
風人の事を考えたくなかったあたしは、2つ返事でOKした。
「なんかあった?」
1杯目を飲み終える頃、誉が心配そうに覗き込む。
「っなんもないよ、なんで?
あ、ロングアイランドアイスティーとか飲んでるからか」
それは紅茶味なのに、かなりアルコールが強いカクテルだ。
「それもあるけど。
月奈が俺の誘いに、すごい乗り気で来てくれるとか初めてだから」
「あぁ、あれは…
単純に、飲みたい気分だったから?」
「疑問系っ。
しかも飲みたい気分って事は、やっぱなんかあったんじゃん」
「うわ揚げ足っ。
でもぜんぜん、大した事じゃないし」
誉に甘えるわけにはいかない。
「いいよ、聞かせて?
その前に、諌。
月奈に同じのもう1杯」