もうこれ以上、許さない
え、地元帰るんだ?
もしかして休みのたびに帰ってるのっ?
あんな遠いのに…
移動費だってバカにならないのに…
そんなに玉城さんに会いたいの?

ヤバい、泣きそう…


「あ、お土産何がい?
有名なのは〜、」

「いらないっ、もお帰って!」

戸惑う風人を無理やり追い払うと。
カウンターに隠れて、涙目を必死に乾かした。

泣かない泣かない泣かない!
ああ〜も、早く誉に会いたいっ。

なのに今日と明日は、そのフェスの準備と初日で忙しくて会えない。
とうとうタイミングの神様にも見放されたかと、ため息をつくも…
ふと思う。

明日、行ってみようかな…



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