やっぱり好き!!
「陵、あんたもしかして酔ってる?」
あたしが訊くと陵は「ええ〜?酔ってないよぉ〜?」と真っ赤な顔をしながらニコニコ笑う。いやいや、がっつり酔ってんじゃん!
抱き付いて離れない陵を引きずるようにしてリビングに向かうと、コンビニで買ったのであろう缶ビールの缶がテーブルの上にあった。あたしはため息をつき、陵に言う。
「ねえ、あたし前に言ったよね?陵はお酒弱いんだからやめておくようにって!何で飲んじゃうの!?」
陵はお酒に酔うといつも以上にベタベタしてくるし、突き放すと子どもみたいに駄々をこねるし、正直言って面倒くさいことになる。だから禁酒を誓わせたんだけど、こいつ、たったの二週間で破りやがった。
「ええ〜?そうだっけ〜?」
「また始まったよ。忘れんぼう!」
呆れるあたしに陵はさらに密着し、「ンフフ、好き好き〜!!」と小さな子どもみたいに甘え出した。
肝心なことを忘れてもあたしに「好き」とか言うのは忘れないってある意味すごい。それだけ陵はあたしのことを好きでいてくれてるってことなんだよね?
あたしが訊くと陵は「ええ〜?酔ってないよぉ〜?」と真っ赤な顔をしながらニコニコ笑う。いやいや、がっつり酔ってんじゃん!
抱き付いて離れない陵を引きずるようにしてリビングに向かうと、コンビニで買ったのであろう缶ビールの缶がテーブルの上にあった。あたしはため息をつき、陵に言う。
「ねえ、あたし前に言ったよね?陵はお酒弱いんだからやめておくようにって!何で飲んじゃうの!?」
陵はお酒に酔うといつも以上にベタベタしてくるし、突き放すと子どもみたいに駄々をこねるし、正直言って面倒くさいことになる。だから禁酒を誓わせたんだけど、こいつ、たったの二週間で破りやがった。
「ええ〜?そうだっけ〜?」
「また始まったよ。忘れんぼう!」
呆れるあたしに陵はさらに密着し、「ンフフ、好き好き〜!!」と小さな子どもみたいに甘え出した。
肝心なことを忘れてもあたしに「好き」とか言うのは忘れないってある意味すごい。それだけ陵はあたしのことを好きでいてくれてるってことなんだよね?