やっぱり好き!!
陵の提案で、お揃いのコーディネートにした。キャメル色のジャケットを羽織って、あたしはフロントスリットスカートを、陵はアンクルツイルパンツを履いている。
「やっぱり最初はジェットコースターだよね!」
陵がそう言い、あたしの手を掴んで走っていく。あたしは「転ぶから走らない!」と言いながら笑う。
ジェットコースターにお化け屋敷、空中ブランコにゴーカートなどたくさんのアトラクションを楽しんだ。久しぶりの遊園地は楽しいし、陵は何回も「好き」って言ってくれる。でも、あたしが本当にほしい言葉は言ってくれない。
「最後にあれ乗ろう」
夕日が照らす中、あたしは観覧車を指差す。陵は「いいよ〜」と言いながらあたしの手をつなぐ。
そしてあたしと陵はゴンドラに乗り込み、向かい合って座る。夕焼けが綺麗……。
「今日、日曜日だから家族連れいっぱいいたね!僕も鞠と結婚して子どもほしいなぁ〜」
サラリとそんなことを言われ、あたしは「は?」と固まる。そんなあたしの前で陵はニコニコしながら続ける。
「やっぱり最初はジェットコースターだよね!」
陵がそう言い、あたしの手を掴んで走っていく。あたしは「転ぶから走らない!」と言いながら笑う。
ジェットコースターにお化け屋敷、空中ブランコにゴーカートなどたくさんのアトラクションを楽しんだ。久しぶりの遊園地は楽しいし、陵は何回も「好き」って言ってくれる。でも、あたしが本当にほしい言葉は言ってくれない。
「最後にあれ乗ろう」
夕日が照らす中、あたしは観覧車を指差す。陵は「いいよ〜」と言いながらあたしの手をつなぐ。
そしてあたしと陵はゴンドラに乗り込み、向かい合って座る。夕焼けが綺麗……。
「今日、日曜日だから家族連れいっぱいいたね!僕も鞠と結婚して子どもほしいなぁ〜」
サラリとそんなことを言われ、あたしは「は?」と固まる。そんなあたしの前で陵はニコニコしながら続ける。