やっぱり好き!!
「結婚式は海の見えるチャペルとかどうかな?新婚旅行はどこに行きたい?子どもは三人ほしいなぁ」
ペラペラ話す陵に対し、あたしはだんだん怒りを覚えてきた。愛してるって言葉じゃなくて形でほしいのに!
「陵!今日何の日かわかってんの!?幸せ家族計画を掲げる前に、彼女の誕生日を覚えなさいよ!!」
あたしが立ち上がってそう言うと、陵はポカンとした顔をする。もうすぐゴンドラは頂上だ。あたしは怒りながらもう一度座る。もう陵なんか知らない!大嫌い!!
その時、陵が近づいてきた。あたしが「来ないでよ!」と言おうとしたけど、それは叶わなかった。だって陵にキスをされたから。
「んっ……んんっ……!」
何度もキスをされて、ゴンドラ内に互いのリップ音が響く。唇が離れた時、銀色の糸がぷつんと切れた。
「ごめん、そんな不安にさせちゃって。本当はゴンドラが頂上に来たら言うつもりだったんだ。……お誕生日おめでとう。愛してるよ」
ペラペラ話す陵に対し、あたしはだんだん怒りを覚えてきた。愛してるって言葉じゃなくて形でほしいのに!
「陵!今日何の日かわかってんの!?幸せ家族計画を掲げる前に、彼女の誕生日を覚えなさいよ!!」
あたしが立ち上がってそう言うと、陵はポカンとした顔をする。もうすぐゴンドラは頂上だ。あたしは怒りながらもう一度座る。もう陵なんか知らない!大嫌い!!
その時、陵が近づいてきた。あたしが「来ないでよ!」と言おうとしたけど、それは叶わなかった。だって陵にキスをされたから。
「んっ……んんっ……!」
何度もキスをされて、ゴンドラ内に互いのリップ音が響く。唇が離れた時、銀色の糸がぷつんと切れた。
「ごめん、そんな不安にさせちゃって。本当はゴンドラが頂上に来たら言うつもりだったんだ。……お誕生日おめでとう。愛してるよ」