豚は真珠♡
夢
『ただいまぁ…。』
家に帰った私は玄関で座り込んだ。
(はぁ。無事に着いた。途中で倒れるかと思った…)
帰り道、さっきの事が頭をよぎり何回もめまいがした。
『おかえり!ってどうしたの?!』
エプロン姿のママが玄関でグッタリとしている私を見て駆け寄って来た。
『大丈夫だよ、ママ。気にしないで。お風呂入ってくる…』
ママ『え?お風呂?!わ、わかった。すぐお湯張るわね。』
『あ。まだ張ってないか…じゃあ部屋で横になってるから起こして。』
ママ『ぅうん。わ、わかった。』
凄く動揺しているママを置いて私は二階の部屋へと向かった。
部屋につくなりさっきよりも疲れが襲ってきた気がした。
(あ…疲れたぁ。体が鉛みたいに重い。)
ベッドにヨロヨロしながら近づいて、
"バタン"と横になる。
(だめだぁ。意識保ってられないやぁ…)
私はそのまま目を閉じた。