豚は真珠♡
真珠子が目を覚ましたと言うと皆がすぐに集まって来た。
伊藤さん『真珠子-!!!』
大粒の涙を流しながら伊藤さんが真珠子に抱き着く。
真珠子『ちょっと痛いよー。』
真珠子は苦しそうにしている。
その光景を見て皆も安堵したような表情だ。
勿論・・俺もだ。
本当にこのまま会えなくなったらどうしようと不安だった。
この先どう生きていけばいいか分からなかった。
いつの間にかそんな大きな存在になっていたのだと気が付いた。
俺がぼーっとしていると後ろから頼が軽く肩でつついてきた。
頼『よかったな。』
小声でそういう頼に俺は微笑んで頷く。
その後ケガの回復が良く真珠子は一週間ほどで退院となった。