豚は真珠♡


‐守人side‐

『ごめん。本当は近くで真珠子と居たかった。でも俺の成長を見込んで頼んでくれてる親の事もあるし・・・。』
俺は真珠子の顔を見れなくて前だけを向いている。
どんな顔をしているかなんて想像つく。
心がギシギシいっているのが分かった。

真珠子『どのくらい行くの?海外。』
声が先ほどより低くなっている。

『最低でも二年。親父が日本の仕事落ち着くまでは。』
少しの間沈黙が流れた。

真珠子は大きく深呼吸をしてから口を開いた。

< 131 / 136 >

この作品をシェア

pagetop