豚は真珠♡


私は昇降口の所で鼓動が先程より早くなるのを感じた。
(あー…。憂鬱。昨日の二人に会うって考えたらもう、穴に入りたい…)

真理亜がそれに感づいたのか腕を掴んで
『大丈夫!私がついてるから!』
と勇気づけてくれた。
本当に真理亜にはいつも助けてもらってばかりだ。

(よし。いこう。)
私は勇気を振り絞って前へ進んだ。

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