豚は真珠♡
二人になって巳子が話しかけてきた。
『へぇ…。真珠子ちゃんて字がうまいんだね〜』
そう言ってのぞき込んでくる。
改めて近くで見ると凄くきれいな肌をしている。白くてスタイルもすごく良い。
目もぱっちりしていてまつげも長い。
髪はショートで明るめの茶色。いい感じにウェーブがかかっている。
そして何より…香水のいい匂いがする。
こんな人に声かけられたら男はイチコロだろう。
『巳子さん…すごく良い匂いがします。』
思わず口から出てしまった。
巳子『あ、あぁ。これね、私が好きな匂いなんだ〜』
少し恥ずかしそうに巳子が言う。
巳子『あ!お友達になった景気に少し遊ばない?』
『へ?!』
巳子『真理亜も行っちゃったし少し体動かそうよ!』
私は突然の提案に何も言い返せず、先を歩いていく巳子を追いかける形になった。
『巳子さん待って。』
そう言って体育館の前まで来たが巳子さんが見当たらない。
(あれ?先に上がって行っちゃったのかな)
そう思い上履きを脱いで体育館に上がる。
今日は期末の準備やらで先生も教官室にいないからやけに静かだ。
物音一つしない。
『巳子さ〜ん?』
呼びかけるが返事がない。
(トイレでも行ったのかな。)
トイレに行く道は少しだけ暗い。
まだ日が陰ってないから少しは日差しが入ってくるのにそれでも暗い。
私は壁に触りながらトイレの方へ向かう。
女子トイレの前まで来た瞬間、
ガチャっと扉が開いたかと思うと
後ろから目隠しをされた。
『え?!え?!何?どうなっ…ん…ん。』
口にタオルを押し込まれ話すこともできなくなった。何人かいるのか、手と胴体を捕まれ動けない。
最終的に足首と手首を縛られ完全に動けなくなった。
『ん…ん!んーん!』
何回も叫ぼうとするが声が出ない。
恐怖で体が震えるのが分かった。
一体どうなってしまうのか…。
するとワイシャツのボタンが一個ずつ外されていくのが分かった。
『んーん!んーーーーー!!!!』
必死に抵抗しようとするがこの状態ではなされるがままだ。
『フフフ』
誰かが笑う声がした。
男なのか女なのかはわからない。
全部のボタンが外され胸があらわにされた瞬間、
ーカシャー
ーカシャカシャー
写真を撮る音がする。
『んー!!!!』
(やめて!撮らないで!)
そう思ったが酸素不足になったのか意識が遠のいていく…
(やめて。助けて。誰か…)
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