豚は真珠♡
教室に戻ると数人の生徒が文化祭の準備でせわしなく動き回っていた。
『さー!やりますか!』
真理亜『そうですね!やろう!』
二人で意気込み私達もさっきの続きに取り掛かった。
看板の続きをやろうと思った時、ペンが出ないことに気がついた。
(あー。最悪。無くなってるし。)
新しいペンを探そうと重い腰を上げようとした時、両サイドから『『はい!』』と聞こえた。
(え…?)
目の前をみると同じ色のペンが差し出されている。
その差出人は右が峰君、左が今野だった。
『え…。ありがとう…。』
心臓が飛び出るかと思うくらいバクバクしている。
物凄いきまずさがあるが両サイドからペンを受け取った。
正面をみると真理亜と白路君が
(…………。)
という顔をして見ている。
そこからが地獄の始まりだった。