豚は真珠♡
ー次の日ー
朝いつも通り真理亜と一緒に登校し、昨日のことを整理しながら話した。
真理亜『やっぱり謎だな、峰 守人』
『だよね。私そんなに困ってるように見えたのかな。』
真理亜『あはは、真珠子は行動トロイけど反応が大袈裟な時あるからね。』
『うそー。そんなときある?』
真理亜『あるある。』
真理亜が笑いながら言う。
話をしていたらすぐに学校に着いた。
(着いちゃった…。)
私は緊張で手に汗が滲む。
意を決して昇降口に進んだ。
朝の昇降口は人がわんさかいるので逆にあまり目立たなかった。
何とか私は【峰】と書かれた下駄箱を探した。
(あった!)
まだ学校には来ていないよう。緑の上履きが入っていた。
私はあまり不自然にならないように手早く入れた。あの女衆に見られでもしたらどんな目に合うかわからない。
真理亜が少し離れたところからあの女衆が来ていないか見てくれている。
(無事に終わった。)
私は安堵した。
まるで携帯ゲームの毎日ボーナスをクリアしたような気分だった。