冷徹旦那様との懐妊事情~御曹司は最愛妻への情欲を我慢できない~
「疲れているはずだ。見送りはいいから休んでろ」
和泉は強張った顔でそう言い残し、再び階段の方に向かった。恐らくリビングに戻るのだろう。
奈月は部屋の扉を開け室内に入ると、ぐったりと座り込んだ。
(頑張ったけど、上手くいかない)
勇気を出して気持ちを伝えた。ただ和泉が奈月に持つ不信感はとても大きく、そのまま受け取って貰えない。
(和泉……凄く怒ってたな)
とても怖くて、気持ちを伝えたのを後悔しそうになった。次に顔を合わせるのが不安になる。
(でも怖気づいていたら駄目だよね)
お腹の中でポコポコと動く赤ちゃんの為にも、少しでも彼との関係を改善したい。
少なくとも奈月がそう思っているというのを、知って貰いたいから。
和泉は強張った顔でそう言い残し、再び階段の方に向かった。恐らくリビングに戻るのだろう。
奈月は部屋の扉を開け室内に入ると、ぐったりと座り込んだ。
(頑張ったけど、上手くいかない)
勇気を出して気持ちを伝えた。ただ和泉が奈月に持つ不信感はとても大きく、そのまま受け取って貰えない。
(和泉……凄く怒ってたな)
とても怖くて、気持ちを伝えたのを後悔しそうになった。次に顔を合わせるのが不安になる。
(でも怖気づいていたら駄目だよね)
お腹の中でポコポコと動く赤ちゃんの為にも、少しでも彼との関係を改善したい。
少なくとも奈月がそう思っているというのを、知って貰いたいから。