冷徹旦那様との懐妊事情~御曹司は最愛妻への情欲を我慢できない~
「さっきの話なんだけど、私が和泉に興味を持っていないなんてことなはいよ。ただ過去の件があるから、近づいてはいけないと思ってたの。でも本当は和泉と仲良くしたいと思ってる。もちろん都合がいい話で簡単に許しては貰えないと分かってるけど……ふたりで生まれて来る赤ちゃんを迎えられたらといつも思ってる」
彼女は和泉よりも一足先に親になったのだと感じた。我が子を実感し守ろうとしている。
その為に和泉との関係を改善しようとしているのだ。
しかしそれは和泉が望んでいる関係ではない。もちろん生まれて来る子は大切に育てたいと思っているが、前提として心が通じ合うふたりでいたいと願っているのだ。
「お前は……好きな男が出来たから俺から離れたんじゃないのか? その相手はどうするんだ? 結果的に俺の子供だったからと言って簡単に諦められるのか? 本心では俺の子でがっかりしているんじゃないのか?」
子供の為に自分の望みは捨てるのか?
吐き出した和泉の訴えに、奈月は動揺している。しばらくしてから口を開いた。
彼女は和泉よりも一足先に親になったのだと感じた。我が子を実感し守ろうとしている。
その為に和泉との関係を改善しようとしているのだ。
しかしそれは和泉が望んでいる関係ではない。もちろん生まれて来る子は大切に育てたいと思っているが、前提として心が通じ合うふたりでいたいと願っているのだ。
「お前は……好きな男が出来たから俺から離れたんじゃないのか? その相手はどうするんだ? 結果的に俺の子供だったからと言って簡単に諦められるのか? 本心では俺の子でがっかりしているんじゃないのか?」
子供の為に自分の望みは捨てるのか?
吐き出した和泉の訴えに、奈月は動揺している。しばらくしてから口を開いた。