絶対王政〜You are king〜
「何がおかしいの!?」
狂ったように笑うフリードリヒを見て、ジェーンは苛立った声を上げる。フリードリヒは「君って面白いね」と笑いながら言った。
「僕に逆らったらダメなのに、従ったり嫌がったり、どうしたらいいのかわからないって感じがする。うまく誤魔化せてないそういう不器用なところも可愛いと思うよ」
「あなたに可愛いだなんて言われたくないわ!」
ジェーンはフリードリヒから顔を背けようとする。早く食事を食べ終えて自室へ篭ろう、そう考えていたのだがそれは叶わなかった。
フリードリヒに素早く顔を固定され、フリードリヒの美しい顔が近づく。そしてジェーンが抵抗する隙も与えず、唇が強制的に重ねられた。
「ッ!」
ジェーンはキスから逃れようとするが、いつの間にか胸板を押す予定だった両手はフリードリヒに片手で拘束されており、体もフリードリヒが密着しているような状態なので逃げられない。
嫌いな人とするキスは空っぽで、ただ苦しいだけだ。ジェーンの目に涙が浮かぶ。しかし、誰もフリードリヒを止める人はいない。彼に逆らうことは許されないからだ。
狂ったように笑うフリードリヒを見て、ジェーンは苛立った声を上げる。フリードリヒは「君って面白いね」と笑いながら言った。
「僕に逆らったらダメなのに、従ったり嫌がったり、どうしたらいいのかわからないって感じがする。うまく誤魔化せてないそういう不器用なところも可愛いと思うよ」
「あなたに可愛いだなんて言われたくないわ!」
ジェーンはフリードリヒから顔を背けようとする。早く食事を食べ終えて自室へ篭ろう、そう考えていたのだがそれは叶わなかった。
フリードリヒに素早く顔を固定され、フリードリヒの美しい顔が近づく。そしてジェーンが抵抗する隙も与えず、唇が強制的に重ねられた。
「ッ!」
ジェーンはキスから逃れようとするが、いつの間にか胸板を押す予定だった両手はフリードリヒに片手で拘束されており、体もフリードリヒが密着しているような状態なので逃げられない。
嫌いな人とするキスは空っぽで、ただ苦しいだけだ。ジェーンの目に涙が浮かぶ。しかし、誰もフリードリヒを止める人はいない。彼に逆らうことは許されないからだ。