サンタクロースに恋をした
「はい、ホットミルク」
莉子の部屋に着くと、シナモンの香りを漂わせたミルクを用意してくれた。
「うちの親、私が合宿だからって、2人で出掛けちゃったの。妹は友達の家だし」
「そうなんだ」
「で、どうしたの?」
あの時、皆が温泉に行ってしまった後の先輩とのやりとりを莉子に話す。
先輩に好きな人がいる、それを声にするだけでも苦しい。私はまだまだ先輩のことを諦められてない。
安藤がいるのに、先輩の言葉に振り回されてしまう。
「そっか……。那美は、やっぱり先輩が好きなんだね」
「酷いよね、私。安藤に対して、不誠実だよね」
考えれば考えるほど、安藤に対して申し訳なさが強くなる。
なんで、安藤は私をこんなに好きでいてくれるのに、私は2人の間でふらふらしてるの?
そんなんじゃだめなのに。
「それは……、でも、安藤は多分全て分かっていて那美の隣にいる。だから……」
「私、やっぱり安藤と別れるべきかな?」
丸山さんの方がきっと安藤のことを好きだという気持ちが強い。
莉子の部屋に着くと、シナモンの香りを漂わせたミルクを用意してくれた。
「うちの親、私が合宿だからって、2人で出掛けちゃったの。妹は友達の家だし」
「そうなんだ」
「で、どうしたの?」
あの時、皆が温泉に行ってしまった後の先輩とのやりとりを莉子に話す。
先輩に好きな人がいる、それを声にするだけでも苦しい。私はまだまだ先輩のことを諦められてない。
安藤がいるのに、先輩の言葉に振り回されてしまう。
「そっか……。那美は、やっぱり先輩が好きなんだね」
「酷いよね、私。安藤に対して、不誠実だよね」
考えれば考えるほど、安藤に対して申し訳なさが強くなる。
なんで、安藤は私をこんなに好きでいてくれるのに、私は2人の間でふらふらしてるの?
そんなんじゃだめなのに。
「それは……、でも、安藤は多分全て分かっていて那美の隣にいる。だから……」
「私、やっぱり安藤と別れるべきかな?」
丸山さんの方がきっと安藤のことを好きだという気持ちが強い。