サンタクロースに恋をした
「ここよ」
「あ、うん」

 いつの間にか和菓子屋の前に着いていて、その中を見ると大きな苺がお餅に挟まっていている大福が目に入ってくる。

 今まで見たことのある、苺がピンクのお餅にくるんであるものとは違い、苺の存在感が大きい。

 赤い苺が光を反射して輝いているように見える。

「買って、公園でも行きましょうか」
「う、うん」

 自分の分と渉先輩の分、あ、あとは梨衣名先輩へもと3つを買った。

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