サンタクロースに恋をした
「……じゃあさ、平川も好きになればいいじゃん、苺大福。ていうか、もう好きだろ? この前のあれ、美味しかったもんなあ」
「へ?」
それは意外な言葉だった。
「だって、そういうことだろ?」
あっけらかんとした表情に、心がふっと軽くなった。
「安藤は、いいの? 私と先輩が仲良くなって」
「まあ、嫌だけどさ。お前が辛い顔してるの見る方が嫌だわ、しかもその先輩のせいでさ」
「安藤……って、もう昼休み終わるよね?!」
スマホを見ると、次の授業が始まるまであと2分。
「あ、やべ。まじだ」
2人で急いで階段を下りて踊り場の所でUターンしたとき、階段の壁にもたれかかる先輩の姿が見えた。
「え……」
「あ、ごめん……立ち聞きするつもりはなかったんだけど」
先輩は私の目をしっかりと捉えている。その視線が強くて、目を離せられない。
「おい、授業遅れるぞ」
「あ、うん……、失礼しますっ」
どうしていたの? どこから話を聞いていたの?
たくさんの疑問が頭の中に浮かんできて脳内が埋め尽くされる。
「へ?」
それは意外な言葉だった。
「だって、そういうことだろ?」
あっけらかんとした表情に、心がふっと軽くなった。
「安藤は、いいの? 私と先輩が仲良くなって」
「まあ、嫌だけどさ。お前が辛い顔してるの見る方が嫌だわ、しかもその先輩のせいでさ」
「安藤……って、もう昼休み終わるよね?!」
スマホを見ると、次の授業が始まるまであと2分。
「あ、やべ。まじだ」
2人で急いで階段を下りて踊り場の所でUターンしたとき、階段の壁にもたれかかる先輩の姿が見えた。
「え……」
「あ、ごめん……立ち聞きするつもりはなかったんだけど」
先輩は私の目をしっかりと捉えている。その視線が強くて、目を離せられない。
「おい、授業遅れるぞ」
「あ、うん……、失礼しますっ」
どうしていたの? どこから話を聞いていたの?
たくさんの疑問が頭の中に浮かんできて脳内が埋め尽くされる。