サンタクロースに恋をした
「あ、ついた」
先輩が足を止めたのはカフェの前だった。
「ここですか?」
和菓子屋を想像していたから、それとの違いに戸惑う。
「うん、ここ、和カフェで苺大福がメニューにあるんだけど、すごく美味しいんだ」
カフェで苺大福、全然想像していなかった。
「せっかくだし、ゆっくり座って話しながら食べたいと思ったから」
話しながら……。先輩がそんなことを考えてくれているなんて、どうしよう、顔がニヤけてしまう。
「へえ、カフェで苺大福なんて、私も初めてです」
「よかった、じゃあ、行こうか」
先輩とカフェだなんて、そんな夢のようなことが現実に起きている。
いや、本当は夢なのかも? と、自分の手の甲をつねってみたけれど、当たり前のように痛かった。やっぱり、これは現実なんだ……。
先輩が足を止めたのはカフェの前だった。
「ここですか?」
和菓子屋を想像していたから、それとの違いに戸惑う。
「うん、ここ、和カフェで苺大福がメニューにあるんだけど、すごく美味しいんだ」
カフェで苺大福、全然想像していなかった。
「せっかくだし、ゆっくり座って話しながら食べたいと思ったから」
話しながら……。先輩がそんなことを考えてくれているなんて、どうしよう、顔がニヤけてしまう。
「へえ、カフェで苺大福なんて、私も初めてです」
「よかった、じゃあ、行こうか」
先輩とカフェだなんて、そんな夢のようなことが現実に起きている。
いや、本当は夢なのかも? と、自分の手の甲をつねってみたけれど、当たり前のように痛かった。やっぱり、これは現実なんだ……。