サンタクロースに恋をした
苺大福を食べた後は先輩と別れた。莉子と2人になる。
「那美、どうしたの?」
「私……安藤と付き合おうかな。安藤、私のことすごく好きでいてくれるよね」
先輩のことは確かに好きだけど、やっぱり私だって自分が気持ちを捧げる分、相手からも愛情が欲しい。
わがままかもしれないけど、自分だけが好きでいるのはだんだんと辛くなってきた。それならいっそのこと……。
「そうだね、安藤は那美のことすごく好きだと思うよ」
「多分、好きでいてくれる人と付き合う方が幸せだよね?」
「……そうかもね」
莉子は私の頭をぽんぽんと撫でてくれる。
ずっとずっと、2年前のクリスマスから先輩のことが気になって気になって仕方なくて、実際に会って先輩のことを知るほどに好きな気持ちは膨らんでいって、でもそれは大きくなりすぎたのかもしれない。
だから、もっともっとって欲しがってしまった。
「那美、どうしたの?」
「私……安藤と付き合おうかな。安藤、私のことすごく好きでいてくれるよね」
先輩のことは確かに好きだけど、やっぱり私だって自分が気持ちを捧げる分、相手からも愛情が欲しい。
わがままかもしれないけど、自分だけが好きでいるのはだんだんと辛くなってきた。それならいっそのこと……。
「そうだね、安藤は那美のことすごく好きだと思うよ」
「多分、好きでいてくれる人と付き合う方が幸せだよね?」
「……そうかもね」
莉子は私の頭をぽんぽんと撫でてくれる。
ずっとずっと、2年前のクリスマスから先輩のことが気になって気になって仕方なくて、実際に会って先輩のことを知るほどに好きな気持ちは膨らんでいって、でもそれは大きくなりすぎたのかもしれない。
だから、もっともっとって欲しがってしまった。