サンタクロースに恋をした
「あー、2人での会話は俺を通してからにしてくださいよ」
先輩と話していると安藤が寄ってくる。
「安藤うざい」
「地道に傷付くんですけど、もっと優しくしろよお」
「はいはい」
気にしない気にしない。
仮に彼女が先輩を追って入部してきただろうと、私には何の関係もない。
2人がどういう関係であろうと、私には何の意味もない。私はもう先輩とは何も関係ないんだから。
必死に自分に言い聞かせて、平静を装う。
「2人とも、本当に仲良いんだね」
「そりゃもう、こいつ俺にべた惚れなんで」
「いやいや、安藤が私に、でしょ?」
「なんだよ、お前そんなこと言うならあの映画観て号泣」
「ちょ、ちょっと止めてよ」
アニメの映画観て号泣したことは、莉子にも言ってないんだから。そんなの知られたら恥ずかしくて校内歩けない。
「じゃあ、とりあえず今日はクッキー作ろうか。人数も多いし、小麦粉たしかたくさんあったし」
先輩が提案すると、皆は首を縦に振った。
先輩と話していると安藤が寄ってくる。
「安藤うざい」
「地道に傷付くんですけど、もっと優しくしろよお」
「はいはい」
気にしない気にしない。
仮に彼女が先輩を追って入部してきただろうと、私には何の関係もない。
2人がどういう関係であろうと、私には何の意味もない。私はもう先輩とは何も関係ないんだから。
必死に自分に言い聞かせて、平静を装う。
「2人とも、本当に仲良いんだね」
「そりゃもう、こいつ俺にべた惚れなんで」
「いやいや、安藤が私に、でしょ?」
「なんだよ、お前そんなこと言うならあの映画観て号泣」
「ちょ、ちょっと止めてよ」
アニメの映画観て号泣したことは、莉子にも言ってないんだから。そんなの知られたら恥ずかしくて校内歩けない。
「じゃあ、とりあえず今日はクッキー作ろうか。人数も多いし、小麦粉たしかたくさんあったし」
先輩が提案すると、皆は首を縦に振った。