【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
真実を告げる日
その夜、私はパートを辞めると決めた。
そうしていっちゃんから離れるためにも、ベリーヒルズを出ることにした。
きっと何もかも潮時だったのだ。
ここに移り住んだのは、いっちゃんから身を隠すためだった。けれどもう再会してしまったのだから、いつまでもここにいる必要はない。身の丈に合ったアパートに泉と引っ越し、新しい仕事を見つけ、今度こそ泉とふたりで慎ましく暮らしていこう。私はこうして何もかもから逃げることしかできないけれど、泉だけは絶対に守り抜く。
今日からまた出張しているいっちゃんは、レジデンスにやってこなかった。
私はその隙に、旦那さまに電話をかける。やはり泉の入院費用を支払ってくれたのは旦那さまだった。お礼を言うと旦那さまは『ほんの少しでも莉帆ちゃんと泉くんの役に立てたのならうれしいよ』と泉の退院を喜んでくれた。
話があるので近々会いたいと伝えると、ちょうど明日近くに来る用事があるから、その際にうちに立ち寄ってくれると言う。
私はそこで自分の決意を告げることにし、電話を切った。
そうしていっちゃんから離れるためにも、ベリーヒルズを出ることにした。
きっと何もかも潮時だったのだ。
ここに移り住んだのは、いっちゃんから身を隠すためだった。けれどもう再会してしまったのだから、いつまでもここにいる必要はない。身の丈に合ったアパートに泉と引っ越し、新しい仕事を見つけ、今度こそ泉とふたりで慎ましく暮らしていこう。私はこうして何もかもから逃げることしかできないけれど、泉だけは絶対に守り抜く。
今日からまた出張しているいっちゃんは、レジデンスにやってこなかった。
私はその隙に、旦那さまに電話をかける。やはり泉の入院費用を支払ってくれたのは旦那さまだった。お礼を言うと旦那さまは『ほんの少しでも莉帆ちゃんと泉くんの役に立てたのならうれしいよ』と泉の退院を喜んでくれた。
話があるので近々会いたいと伝えると、ちょうど明日近くに来る用事があるから、その際にうちに立ち寄ってくれると言う。
私はそこで自分の決意を告げることにし、電話を切った。