【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
事前の宣言通り、チャペルでは絶対にできない深い口づけをされ、私は目を潤ませる。リップどころかアイメイクまで崩れてしまった。

「莉帆、泉を産んでくれてありがとう」

いっちゃんは私をぎゅっと抱き締めた。

そうして私だけに誓いを立てる。

「幸せにするよ、莉帆も泉も」

ずっとずっと大好きだったいっちゃんと、私はもうすぐ夫婦になる。

まっすぐないっちゃんの言葉とぬくもりに、それが夢ではないのだと実感させられた。

幸せが押し寄せてきて、胸がいっぱいになる。

「新郎さま、新婦さま、そろそろ挙式のお時間です」

ブライズルームのドアをノックする音と、ウエディングプランナーさんの明るい声が聞こえた。

お姫さまに手を差し伸べる王子さまのように、いっちゃんは私に笑顔を向ける。

「行こうか、莉帆」

「うん」

私はいっちゃんの手を取り、輝く未来に向かって歩み出した。



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