【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「おじいちゃん、こんにちは」
私も挨拶をしながら、おじいちゃんに笑顔を向ける。
盛宮さんという名前のおじいちゃんは八十歳前後で、まだ泉がおなかにいた頃からの知り合いだ。
おじいちゃんがこのスーパーの前で転んで怪我をしていたところを私が助けレジデンスに連れて行き、傷の手当てと破れた洋服を繕ったのがきっかけだった。
おじいちゃんと言っても、盛宮さんはいつも背筋がしゃんと伸びていて、所作に品があり、若い頃はとてもかっこよかったと思わせるロマンスグレーだ。
「莉帆ちゃんもこんにちは。ちょうど今から莉帆ちゃんのおうちに行くところだったんだよ。和菓子をあげようと思ってね」
おじいちゃんは私に某有名和菓子屋さんの紙袋を向けた。
「わあ、最近ヒルズモールに出店したばかりの人気店のですね。なかなか買えないってパート仲間のお姉さんが言ってましたよ。いいんですか?」
「もちろん。もらいものだから気にせんでいいよ」
「じゃあ、うちでお茶にしましょうか?」
私が誘うと、おじいちゃんはにこやかに頷く。
「そうしよう」
私も挨拶をしながら、おじいちゃんに笑顔を向ける。
盛宮さんという名前のおじいちゃんは八十歳前後で、まだ泉がおなかにいた頃からの知り合いだ。
おじいちゃんがこのスーパーの前で転んで怪我をしていたところを私が助けレジデンスに連れて行き、傷の手当てと破れた洋服を繕ったのがきっかけだった。
おじいちゃんと言っても、盛宮さんはいつも背筋がしゃんと伸びていて、所作に品があり、若い頃はとてもかっこよかったと思わせるロマンスグレーだ。
「莉帆ちゃんもこんにちは。ちょうど今から莉帆ちゃんのおうちに行くところだったんだよ。和菓子をあげようと思ってね」
おじいちゃんは私に某有名和菓子屋さんの紙袋を向けた。
「わあ、最近ヒルズモールに出店したばかりの人気店のですね。なかなか買えないってパート仲間のお姉さんが言ってましたよ。いいんですか?」
「もちろん。もらいものだから気にせんでいいよ」
「じゃあ、うちでお茶にしましょうか?」
私が誘うと、おじいちゃんはにこやかに頷く。
「そうしよう」