【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「今まで黙っていてごめんなさい」
二年も仲良くしていたのに、何も話していなかったことを私は詫びた。
「謝らんでいい。わしにも秘密にしていることなど山ほどあるわ。何事にもタイミングっちゅうもんがある」
おじいちゃんは広い心で私を受け止めてくれた。
私はおじいちゃんに感謝する。聞いてもらえて、気持ちも少し軽くなっていた。
「それで、いつ彼と食事に行くんだ?」
訊かれ、私は困った顔になる。
「明日の日曜日なんです」
いっちゃんは昔から即断即決だった。連絡先を交換し、泉もいるし遅くなるのは困るから、仕事が休みの日じゃないと難しいと伝えると、早速今週末にランチの予約を取りつけてきたのだ。
「そうか。食事くらい、何も気にせず楽しんでくればいい。身分違いの恋でも、わしは莉帆ちゃんを応援しているぞ」
おじいちゃんは笑顔で私を送り出してくれた。
とりあえず、いっちゃんがどう出るのかはわからないけれど、私はそれに付き合うしかない。
おじいちゃんが帰ると、私は昼寝中の泉を静かに見つめる。明日この子は血のつながったパパと初対面するのだと思うと、どうしようもなく胸がざわついた。
二年も仲良くしていたのに、何も話していなかったことを私は詫びた。
「謝らんでいい。わしにも秘密にしていることなど山ほどあるわ。何事にもタイミングっちゅうもんがある」
おじいちゃんは広い心で私を受け止めてくれた。
私はおじいちゃんに感謝する。聞いてもらえて、気持ちも少し軽くなっていた。
「それで、いつ彼と食事に行くんだ?」
訊かれ、私は困った顔になる。
「明日の日曜日なんです」
いっちゃんは昔から即断即決だった。連絡先を交換し、泉もいるし遅くなるのは困るから、仕事が休みの日じゃないと難しいと伝えると、早速今週末にランチの予約を取りつけてきたのだ。
「そうか。食事くらい、何も気にせず楽しんでくればいい。身分違いの恋でも、わしは莉帆ちゃんを応援しているぞ」
おじいちゃんは笑顔で私を送り出してくれた。
とりあえず、いっちゃんがどう出るのかはわからないけれど、私はそれに付き合うしかない。
おじいちゃんが帰ると、私は昼寝中の泉を静かに見つめる。明日この子は血のつながったパパと初対面するのだと思うと、どうしようもなく胸がざわついた。