【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
午後八時、泉の寝かしつけが終わり、三十分もしない頃に、いっちゃんはレジデンスにやってきた。
仕事のスーツ姿のままで、手にはケーキの箱らしきものを持っている。
「これは莉帆に。泉くんは?」
私に箱を手渡しながら、いっちゃんはすぐに玄関から部屋の奥に視線を向けた。
「もう寝てるよ」
リビングに招こうとすると、「少しでいいから泉くんの寝顔が見たい」と言われ、私はいっちゃんを寝室に案内する。
私と泉は添い寝をしているから、ベッドはひとつだ。いっちゃんはフローリングに膝をつくと、愛おしそうに泉の髪を撫でた。その姿に、胸がきゅんと締めつけられてしまう。
何よりも先に泉の顔が見たいだなんて、そんなの反則だ。
少しすると満足したのか、いっちゃんは頬を緩ませたまま寝室を出てきた。
「ぐっすり眠ってる。寝顔は一段とかわいいな」
「もう朝まで起きずに寝るよ。いっちゃん、晩ごはんは食べたの?」
リビングに導きながら、私はいっちゃんに尋ねた。
仕事のスーツ姿のままで、手にはケーキの箱らしきものを持っている。
「これは莉帆に。泉くんは?」
私に箱を手渡しながら、いっちゃんはすぐに玄関から部屋の奥に視線を向けた。
「もう寝てるよ」
リビングに招こうとすると、「少しでいいから泉くんの寝顔が見たい」と言われ、私はいっちゃんを寝室に案内する。
私と泉は添い寝をしているから、ベッドはひとつだ。いっちゃんはフローリングに膝をつくと、愛おしそうに泉の髪を撫でた。その姿に、胸がきゅんと締めつけられてしまう。
何よりも先に泉の顔が見たいだなんて、そんなの反則だ。
少しすると満足したのか、いっちゃんは頬を緩ませたまま寝室を出てきた。
「ぐっすり眠ってる。寝顔は一段とかわいいな」
「もう朝まで起きずに寝るよ。いっちゃん、晩ごはんは食べたの?」
リビングに導きながら、私はいっちゃんに尋ねた。