【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「はい……、ありがとうございます」
旦那さまに今の関係を認めてもらえ、私は気持ちが軽くなった。
おかげで明日のいっちゃんとのおでかけが少し楽しみになる。
私はこの先も、いっちゃんに本当のことを告げるつもりはないし、結婚できるなんて思ってもいない。だからつらくても、そばにいられるだけで十分だった。
翌日、予定通りの時間に迎えにきたいっちゃんと、三人で動物園に行った。
起きているときに顔を見たのはまだ二回目の泉は、最初いっちゃんに対して人見知りをしていたけれど、すぐに思い出したのか、いっちゃんと手をつないで入場ゲートをくぐっていく。
するとすぐにハイテンションな園内カメラマンが駆け寄ってきて、私たちにレンズを向けた。
「こんにちはー! 家族写真をお撮りいたしまーす!」
「いえ、家族では……」
「こちらへどうぞー!」
私の訴えは無視されて、動物園の看板を背に三人で並ばされた。泉は私といっちゃんに挟まれて満面の笑みだ。右手を私と、左手をいっちゃんとつないで、ぎゅっと真ん中に引き寄せてくる。
旦那さまに今の関係を認めてもらえ、私は気持ちが軽くなった。
おかげで明日のいっちゃんとのおでかけが少し楽しみになる。
私はこの先も、いっちゃんに本当のことを告げるつもりはないし、結婚できるなんて思ってもいない。だからつらくても、そばにいられるだけで十分だった。
翌日、予定通りの時間に迎えにきたいっちゃんと、三人で動物園に行った。
起きているときに顔を見たのはまだ二回目の泉は、最初いっちゃんに対して人見知りをしていたけれど、すぐに思い出したのか、いっちゃんと手をつないで入場ゲートをくぐっていく。
するとすぐにハイテンションな園内カメラマンが駆け寄ってきて、私たちにレンズを向けた。
「こんにちはー! 家族写真をお撮りいたしまーす!」
「いえ、家族では……」
「こちらへどうぞー!」
私の訴えは無視されて、動物園の看板を背に三人で並ばされた。泉は私といっちゃんに挟まれて満面の笑みだ。右手を私と、左手をいっちゃんとつないで、ぎゅっと真ん中に引き寄せてくる。