【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
好きだからそばにいられない
週末の土曜日になり、私と泉、いっちゃんの三人で買い出しにでかけた。
買い込むなら車のほうがいいんじゃないかと提案するいっちゃんに、駐車場はないところだからと告げる。
「え? そこのショッピングモールじゃないのか?」
どうやらいっちゃんはベリーヒルズのテナントで買い物すると思っていたようだった。
私はかぶりを振る。
「違うよ。ヒルズを出たところにあるスーパーだよ」
私がいつも利用しているスーパーマーケットは、品物は格安だけど駐車場がない。駐輪場はあるので、お客さんはバイクか自転車、徒歩のどれかだ。
スーパーに到着すると、いっちゃんはお店の前に積み上げられている野菜やフルーツなどの特売品の近くで硬直してしまう。
「入り口はどこだ……?」
ドアが商品の山に埋もれて見えず、いっちゃんは困惑していた。通い慣れている私はカートの上下に買い物かごを設置すると、いっちゃんを先導する。
「こっちだよ」
泉はいっちゃんに抱っこしてもらい、まずは野菜からかごに入れていった。キャベツ一五八円、小松菜一〇八円、にんじん九八円……、今日もとても安い。
買い込むなら車のほうがいいんじゃないかと提案するいっちゃんに、駐車場はないところだからと告げる。
「え? そこのショッピングモールじゃないのか?」
どうやらいっちゃんはベリーヒルズのテナントで買い物すると思っていたようだった。
私はかぶりを振る。
「違うよ。ヒルズを出たところにあるスーパーだよ」
私がいつも利用しているスーパーマーケットは、品物は格安だけど駐車場がない。駐輪場はあるので、お客さんはバイクか自転車、徒歩のどれかだ。
スーパーに到着すると、いっちゃんはお店の前に積み上げられている野菜やフルーツなどの特売品の近くで硬直してしまう。
「入り口はどこだ……?」
ドアが商品の山に埋もれて見えず、いっちゃんは困惑していた。通い慣れている私はカートの上下に買い物かごを設置すると、いっちゃんを先導する。
「こっちだよ」
泉はいっちゃんに抱っこしてもらい、まずは野菜からかごに入れていった。キャベツ一五八円、小松菜一〇八円、にんじん九八円……、今日もとても安い。