俺様イケメン社長は同級生⁉️～今も昔も君に夢中～
仕事を終えた3人は、原口との待ち合わせ場所に向かった。

原口にいい店はないかと聞いたら、値段が手頃だが味はよく、個室のある居酒屋を予約してくれた。社会人になっても、日々色々な情報に網を張っている様だ。

お店に着いて驚く3人。手頃な居酒屋と聞いて、年季の入った店を想像していたのだが、カフェやイタリアンを思わせるオシャレな外観。

中に入ると、見える範囲の席は半個室になっていて、居心地が良さそうでリピーターが多い店だと推測できる。

｢いらっしゃいませ。ご予約のお客様でしょうか？｣

｢はい。原口で予約してると思うのですが｣

｢ありがとうございます。お連れ様はお見えになっております。ご案内いたします｣

3人は、後をついて行く。

そして、半個室が並ぶ店内の奥に、個室が数部屋あるようだ。

そのひとつの扉をノックする。

｢はい｣

｢お連れ様がお越しです｣と店員が扉を開けてくれる。

中には懐かしい原口の姿。

｢お待たせ～お邪魔します｣と彰。

｢そんなに待ってないよ。田中、お前全く変わってないな｣

｢お前は、若干老けた？疲れが見えるぞ｣

｢ヒドッ｣

流石、同級生。あの頃とノリは変わらない。

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