俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
飲み物が運ばれてきて乾杯する。

「久しぶりの再会に」「「「「かんぱい」」」」

「誘ってくれてありがとう。久しぶりに会えて嬉しいよ。で?何か話があったのか?」

「こちらこそ、お前のお陰で思ったより早く愛莉ちゃんに辿り着けた。サンキュー」

「そんな事か。俺の情報が役に立って良かったよ」

「今、原口は営業してるんだったか?」

「営業って言っても、ルート営業だな。新規開拓とかじゃなく、決まった所を回ってうちの商品の管理だな」

「何の会社だっけ?」

「ああ、お前達も知ってる飲料水メーカーだよ」

「そうなんだ。就職して1年ちょっと?」

「ああ」

「仕事はどうだ?」

「まあ、やり甲斐はあるし、社会人として学ぶ所はいっぱいあるんだが、俺は元々情報収集が好きだから、そういう分野の部署なり仕事なりをしたかったからまだまだ希望通りとまではいかないなぁ~」

「お前、意外とちゃんとしてるな」と友哉。

「はあ?高遠は俺をどう思ってたんだよ?」

「賑やかで、噂好きな奴?」

「ヒドッ。確かに高校の時は、噂好きなだけだったかもなぁ。お前達みたいに明確な目標はなかったからな。でも、大学に入ってやっと真剣に考えたのかも。マーケティング戦略とかも一応勉強したしな。思い通りにはいかないけどな」

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