俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
それからは、堅苦しい話は終わり高校時代の思い出話で盛り上がる。

「南さんは、大人っぽくなったけど、中身はあまり変わってなくて安心したよ」

「それは、褒めてくれてるの?」

「ああ。もちろん。高校の時の同級生共、たまに連絡取るけど、女子は強か(したたか)でプライドが高い奴が多い」

「確かに、特に俺らの高校は進学校だったし、いい大学に行って、いい企業に勤めて、出来るだけ好条件の相手と結婚するとギラギラしてそう…」

「だな。悪口を言ってた相手の俺に、わざわざ会社まで連絡してくるんだから」

「マジか。何となく誰かは想像つくな。俺の所に高遠の携帯の番号しらないか?って聞いてきた奴らが入ってるだろうな」

「原口、俺の番号知ってるよな?」

「ああ。でも、人のはもちろん勝手には教えないし、特に下心ある奴なんて信用してないからな」

「俺には、協力してくれたのは?」と彰が聞く。

「俺、高遠の気持ちが南さんに向いてるのを、高校の時から気づいてたんだよ。だから、田中が南さんを捜してるって聞いた時、何となくこうなることを想像したんだ」

「お前やっぱ凄いよ」

「そう?これから、存分に活かせる事を楽しみにしてる」

原口が、『ラブフレ』に入社してくれるのが楽しみな3人だった。


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