俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
急に、静かになる兄弟。

「どうした?行くよ」と友哉に急かされる。

兄弟は、顔を見合わせる。ここまで来たら引き返す訳には行かない。友哉についてエントランスに向かう。

「ただいま」と躊躇する事なく玄関扉を開ける友哉。

中から、パタパタとスリッパの音が聞こえる。

「おかえりなさ~い」と可愛らしい声と共に姿が見えた。
小柄な可愛らしい容姿のお姉さん?と思える位の年齢不詳の女性。白いフリフリのついたエプロンをしている。

「お袋…その変なエプロンは止めてくれって前から言ってるだろ?」

「「お袋?!」」兄弟揃って変な声が出る。

「まぁまぁ、いらっしゃい。きゃ~何?この美男美女は?」と友哉の母親も驚きの声を上げる。

「何を玄関で大騒ぎしてるんだ?」と中から友哉ソックリのダンディな男性。

「親父」

「ああ、友哉。ん?!こちらの、美男美女は?」
母親と同じ反応だ。

「親父お袋。取りあえず、中に入ろう」

「ああ」「ええ」

「「お邪魔します…」」

皆でぞろぞろとリビングに向かった。



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