俺様イケメン社長は同級生⁉️～今も昔も君に夢中～

和やかな雰囲気の高遠家。
そこへ『ピンポ～ン』とチャイムが鳴る。

｢誰かしら？｣と美沙が行ってしまった。

少ししたら、廊下から賑やかな声が。

『カチャ』と扉が開くと、友哉の両親と同じ位の年代の男女と若い女性。

愛莉と誠は、全くわからない。

｢え？何で彰の家族が来るんだ？｣と友哉。

｢え？彰さんのご両親？｣と愛莉。

｢…。スゲェ～｣と何故か誠は感心している。

｢友哉、久しぶり！｣と若い女性。

｢何でお前まで来るんだよ！あっ愛莉、これ彰の姉ちゃん｣

｢これって失礼な。でもまあ、友哉立派になったじゃない｣

｢初めまして、南愛莉です｣

｢愛莉ちゃん、彰から聞いてる！姉の雅です。ヨロシクね｣

｢おいおい、雅だけずるいぞ！彰の父です｣

｢彰の母です｣

田中家は、彰の明るい雰囲気そのままの家族の様だ。グイグイ来る。

｢それにしても、美沙ちゃん羨ましいわぁ～友哉くんがこんな美人なお嫁さん連れて来て｣

｢本当羨ましい。うちの愚息は何してるんだ？｣

｢あの、彰さんにはいつもお世話になってます。これよかったら｣と彰家族の分を渡す愛莉。

｢もしかして、うちの分まで用意してくれたの？｣

｢はい。友哉くんにご実家が近いと聞いていたので。お会い出来て良かったです｣

｢お気遣いありがとう｣