俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
「取りあえず、皆立ち話もなんだから座ろう」

広いソファなので充分座れる。

「で、さっきから気になってたんだけど、そこのイケメンくんは?」雅は誠が気になっていたらしい。

「あっ、初めまして。愛莉の弟の誠です」

「何この美男美女兄弟」思わず呟く雅。

「でしょ?」と自分が褒められた様に返す美沙。

「美沙さんが何か得意気。弟って事は、大学生?」

「はい」

「へぇ。うちの弟よりシッカリしてるわ」

「確かに」と納得する彰の両親。

「誠くんは、大学では何を専攻してるの?」

「僕は、建築です」

「建築~」話を聞いていた友哉の父が興奮した様子で話に加わる。

「はい」

「じゃあ、就職希望は?」

「もちろん建築関係です」

「やった~」と何故か喜ぶ友哉の父。

「「…」」誠も愛莉も何で喜んでいるかわからない。

「誠くん。いや誠!俺は嬉しい!自分の息子は、家業に全く興味を示してくれなくて、寂しかったんだ。諦めていた所に誠が現れた!俺は、誠に期待する」

「はあ。頑張ります」いきなりの事について行けないが、誠にとっても願ってもないチャンス。



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