俺様イケメン社長は同級生⁉️～今も昔も君に夢中～

新婚初夜から一夜明け、また今日から仕事だ。

いつもと変わらぬ朝。

｢愛莉、落ち着いたらちゃんと式を挙げて、新婚旅行にも行こうな｣

｢うん。友哉くんありがとう。楽しみ｣

幸せな気分に浸りながら部屋を出た。


エレベーターを降りていつもの様にエントランスに向かうふたり。コンシェルジュから声が掛かる。

｢おはようございます高遠様。朝から申し上げにくいのですが、先程小柳様が初老の男性と一緒にいらっしゃいました。こちらでは、対応できかねるとお伝えさせていただいた所、会社の方に訪ねるからいいとお怒りのご様子でして。くれぐれもお気をつけ下さいませ｣

｢昨日からご迷惑をお掛けして申し訳ない。引き続き、こちらではその様に対応していただいて、何かあればまた教えて下さい｣

｢畏まりました。行ってらっしゃいませ｣

｢｢行ってきます｣｣

複雑な表情の友哉と愛莉は、オフィスビルに向かうのだった。