俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
翌日の朝も警戒して出社したが、小柳親子は現れなかったので少し油断していた。

この日、愛莉は急ぎの発送が必要な書類があり、郵便局に向かった。

郵便局も銀行も、オフィスビルの1階に入っていて、人目もあるのでまさか絡まれるとは思いもしなかった。

1階の郵便局で速達を出し、オフィスに戻ろうとエレベーターに向かった矢先、愛莉は強い力で腕を掴まれた。

「えっ!」と思わず声が出る。

「ちょっと、来なさいよ」と琴音が引っ張っていたのだ。

「離して下さい。今、仕事中なんです」

「いつも、友哉くんと一緒じゃない!」ヒステリックに叫ぶ。

「痛いです。離して」

周りにも注目されている。
そこへ、騒ぎを聞きつけて警備員が走って来てくれた。

「離しなさい」と琴音に注意する。

「煩い!私に偉そうにしないで」

そこへ、思わぬ人物が駆けつける。外出から帰ってきた所の様だ。
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