俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
パーティも終わりに近づいた頃、不意に愛莉が目眩に襲われる。フッと、倒れそうになったのだ。

「危ないっ」と友哉が気づき愛莉の体を支えた。

「友哉くんありがとう」

「愛莉、大丈夫か?!どこか体調が悪いのか?救急車呼ぶ?」

「友哉くん、大丈夫。ちょっと疲れが出ただけだよ」

「ならいいけど…絶対無理しないでくれ」

「うん」

この後も、新婚旅行が控えている。

その様子を見ていた友哉の母親が何かに気づいた様だ。コソッと愛莉に耳打ちする。

「愛莉ちゃん、ちゃんと生理来てる?」

「…」愛莉は、そう言われればと記憶を手繰る。

「もし、心当たりがあるなら後で調べてみましょうね」

「はい…」

「お袋、何だよコソコソと」

「女同士の話よ」とハッキリしていないので黙っていてくれる。愛莉には、本当の母親の様な存在で心強い。

ガーデンウェディングはお昼から夕方まで続き、出入り自由でみんながふたりを祝福した。







< 161 / 199 >

この作品をシェア

pagetop