俺様イケメン社長は同級生⁉️～今も昔も君に夢中～

最後のお客様まで見送った後、美沙が愛莉に声を掛ける。

｢愛莉ちゃんは、私と行きましょうね｣

友哉達も、友哉の家族、彰の家族も今日はこのホテルに宿泊する。最上階のお部屋は全て高遠家が押さえているのだ。

｢お袋、何で愛莉を連れて行くんだよ｣

｢まだ、みんなで貴方達の部屋で集まるでしょう？友くんは先に行ってて。愛莉ちゃんは、お着替えとか時間が掛かるんだから、私が後から連れて行くわ。主役なんだからシッカリしなさい｣

｢…｣そう言われたら、反論する言葉もない。確かに、愛莉はドレスを着替えるのすら時間が掛かるだろう。

｢友哉くん、後で行くね｣

｢ああ。待ってる｣友哉は、着替えて部屋に向かった。

｢愛莉ちゃんも、着替えましょう｣

｢はい。ありがとうございます｣