崖っぷち令嬢が男装したら、騎士団長に溺愛されました
その魔道士は、アイリスに話しかけてくると「魔力のコントロールの仕方を教えてやる」といいだし、二時間ほど滞在して去って行った。
ちなみに、その時間に使えるようになった魔法はひとつもない。
「ご存じだったのですか? 魔力のコントロールの仕方を教わりました。でも、魔法は使えませんでした」
アイリスはあったことをそのまま伝える。
レオナルドが魔道士が来たことを知っていたことは少し意外だった。なんの前触れもなくふらりとやってきたように見えたからだ。
「ああ。お前に教えたという結果を聞いた」
そして、レオナルドはアイリスの背後へと視線を移動させる。
一匹のワイバーンがアイリスの肩に鼻寄せるようにくっついていた。
「そいつはお前がお気に入りのようだな?」
「この子ですか? はい。まだサジャール国から来て間もないようなので、寂しいのかもしれません」
ちなみに、その時間に使えるようになった魔法はひとつもない。
「ご存じだったのですか? 魔力のコントロールの仕方を教わりました。でも、魔法は使えませんでした」
アイリスはあったことをそのまま伝える。
レオナルドが魔道士が来たことを知っていたことは少し意外だった。なんの前触れもなくふらりとやってきたように見えたからだ。
「ああ。お前に教えたという結果を聞いた」
そして、レオナルドはアイリスの背後へと視線を移動させる。
一匹のワイバーンがアイリスの肩に鼻寄せるようにくっついていた。
「そいつはお前がお気に入りのようだな?」
「この子ですか? はい。まだサジャール国から来て間もないようなので、寂しいのかもしれません」