崖っぷち令嬢が男装したら、騎士団長に溺愛されました
「リリアナ妃に直接治療してもらうことは無理でも、なんらかの助言はくれるかもしれない。あのお方は人がいい。相談してみるといい」
レオナルドから諭すように言われ、アイリスは頷く。
「ところで、カインはアイリスの事情を前から知っていたのか?」
レオナルドに聞かれ、アイリスは頷いた。
「はい。カインだけにはかなり前に事情を話していました」
「……そうか」
(あれ?)
なんとなく一瞬、レオナルドの表情が曇ったような気がした。けれどそれは一瞬のことで、すぐにいつもと変わらぬ凜々しさを取り戻したの気のせいかもしれない。
「では、時間もないから、さっさと始めるぞ」
「「はい」」
レオナルドから諭すように言われ、アイリスは頷く。
「ところで、カインはアイリスの事情を前から知っていたのか?」
レオナルドに聞かれ、アイリスは頷いた。
「はい。カインだけにはかなり前に事情を話していました」
「……そうか」
(あれ?)
なんとなく一瞬、レオナルドの表情が曇ったような気がした。けれどそれは一瞬のことで、すぐにいつもと変わらぬ凜々しさを取り戻したの気のせいかもしれない。
「では、時間もないから、さっさと始めるぞ」
「「はい」」