崖っぷち令嬢が男装したら、騎士団長に溺愛されました
アイリスは泣きそうになりながらもそれを必死で堪え、カトリーンに事情を説明した。
「え? 体調が悪くなったですって? 以前より更に?」
アイリスから事情を聞いたカトリーンは、作りかけの薬を睨んだまま、考え込む。
「それはおかしいわね。気になるから、一度弟さんに会いに行っていいかしら? 実際に症状を見れば、色々とわかることもあると思うの」
「弟のところに、行っていただけるんですか? ここから馬車で二時間かかります」
「大丈夫。私はドラゴンに乗れるから、ちょっとした距離でもすぐに見に行けるの」
カトリーンはアイリスと目が合うと、にこりと微笑む。
「それに、リリアナ様やレオナルド様からも、アイリスさんのことはよろしくって言われているし」
「リリアナ妃とレオナルド閣下から?」
「え? 体調が悪くなったですって? 以前より更に?」
アイリスから事情を聞いたカトリーンは、作りかけの薬を睨んだまま、考え込む。
「それはおかしいわね。気になるから、一度弟さんに会いに行っていいかしら? 実際に症状を見れば、色々とわかることもあると思うの」
「弟のところに、行っていただけるんですか? ここから馬車で二時間かかります」
「大丈夫。私はドラゴンに乗れるから、ちょっとした距離でもすぐに見に行けるの」
カトリーンはアイリスと目が合うと、にこりと微笑む。
「それに、リリアナ様やレオナルド様からも、アイリスさんのことはよろしくって言われているし」
「リリアナ妃とレオナルド閣下から?」