崖っぷち令嬢が男装したら、騎士団長に溺愛されました
「な、何事だっ」
中にいると思しき人物の、狼狽えたような声が聞こえた。
その声を聞いたとき、アイリスの心臓がドキンと跳ねる。
忘れたくても忘れられない、けれどここにいるはずがない……。
仲間に続いて部屋に押し入ったアイリスは、呆然とその人を見た。
「……叔父様?」
そこには、コスタ領にいるはずの叔父のシレックがいた。
中にいると思しき人物の、狼狽えたような声が聞こえた。
その声を聞いたとき、アイリスの心臓がドキンと跳ねる。
忘れたくても忘れられない、けれどここにいるはずがない……。
仲間に続いて部屋に押し入ったアイリスは、呆然とその人を見た。
「……叔父様?」
そこには、コスタ領にいるはずの叔父のシレックがいた。