狼くん、ふれるなキケン!
◇
違和感に気づいたのは、すでに缶の半分くらいを飲んでしまったあとのこと。
「……ふわふわ、する……?」
頭のなかがほわほわする。
なんかちょっと、変かもしれない。
でも、いやな感じじゃなくて……むしろ、ちょっと心地いいというか。ゆらゆら、ぬるま湯のなかでたゆたうような感覚。
それから……あつい。
体温があがっているような気がする、夏のあつさのせいとかじゃなくて、内側からじわっとくる感じの。
でもこれもいやな感じじゃなくて、このままぽかぽかあったまっていたいような。
「狼くんに、会いたい……」
まだ、帰ってこないかな。
ふわふわする思考回路でも、考えることは狼くんのことばかり。ううん、ふわふわしているから、余計に、かも。
狼くんに会いたい、大好き、声が聞きたい。
つのる思いが頭のなかを埋めつくしていく。
違和感に気づいたのは、すでに缶の半分くらいを飲んでしまったあとのこと。
「……ふわふわ、する……?」
頭のなかがほわほわする。
なんかちょっと、変かもしれない。
でも、いやな感じじゃなくて……むしろ、ちょっと心地いいというか。ゆらゆら、ぬるま湯のなかでたゆたうような感覚。
それから……あつい。
体温があがっているような気がする、夏のあつさのせいとかじゃなくて、内側からじわっとくる感じの。
でもこれもいやな感じじゃなくて、このままぽかぽかあったまっていたいような。
「狼くんに、会いたい……」
まだ、帰ってこないかな。
ふわふわする思考回路でも、考えることは狼くんのことばかり。ううん、ふわふわしているから、余計に、かも。
狼くんに会いたい、大好き、声が聞きたい。
つのる思いが頭のなかを埋めつくしていく。