嫌わないでよ青谷くん!
「色々あったんだよ」
その言葉が引く境界線を理解したのか芽衣は不服そうに唇を尖らせる。
「直子がそう言うならそうだよねぇ」
「ま、オレらは何があろうが直子のソウルメイトやから」
「ほんとぉ、類って馬鹿丸出しぃ」
「はぁ⁉ オレ今めちゃくちゃいい事言っとったやろ!」
再び騒がしくなる二人をどこか遠目に見つめながら、直子は思考の海に浸る。
武装した自分でも愛してくれる友人。ありのままを認めてくれる人。どちらも直子にとって大切な人達だ。
だからきっと、武装した自分と裸の自分、どちらか一方が正しいんじゃない。きっとどちらも正しくて、武装した自分も、裸の自分も、山崎直子の一部なのだ。
その言葉が引く境界線を理解したのか芽衣は不服そうに唇を尖らせる。
「直子がそう言うならそうだよねぇ」
「ま、オレらは何があろうが直子のソウルメイトやから」
「ほんとぉ、類って馬鹿丸出しぃ」
「はぁ⁉ オレ今めちゃくちゃいい事言っとったやろ!」
再び騒がしくなる二人をどこか遠目に見つめながら、直子は思考の海に浸る。
武装した自分でも愛してくれる友人。ありのままを認めてくれる人。どちらも直子にとって大切な人達だ。
だからきっと、武装した自分と裸の自分、どちらか一方が正しいんじゃない。きっとどちらも正しくて、武装した自分も、裸の自分も、山崎直子の一部なのだ。