QUALIA ー最強総長×家出少女ー
ルナは不機嫌そうな顔をする。

せっかくポインセチアを持ってきたのに、何の反応も示さない。

もしかして、全部私の思い過ごし?

「朝食はできてるから。今日は私が作ったんだよ」

私は部屋を出ようとする。

「待て」とルナ。

「なに?」

「お前、ポインセチアの花言葉って知ってるか?」

「えっ」

予想外の問いかけに、頭が一瞬、フリーズする。

「知らないけど…」
「なら、いい」
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