QUALIA ー最強総長×家出少女ー
「颯太てめぇ、久しぶりにやるか!」
「いいですよ! 年上だからって容赦しませんから!」
バチバチする二人を他所に、将冴さんが言う。
「おっ! 琴葉! こっちで金魚すくいやってるぜ! 百円でどっちが取れるか競争しようや!」
将冴さんが手招きするところには、ライトでキラキラと光った水を泳ぐ、たくさんの金魚がいた。
「あっ! 可愛い! 私やります!」
「おいっ! 将冴!」
「ずるいですよ!!」
「は? 何の話?」
私はルナと颯太君の袖をつかむ。
「二人も行こ!」
結局、ルナと颯太君の戦いは一時中断。四人で金魚すくいをすることになった。
「暴走族のくせに、なにはしゃいでんだか」と篤史さんはため息をつく。
「なぁ、篤史!」と将冴さん。
「あ? 俺はやんねぇぞ」
「じゃなくてあれ」
「あ?」
「陽葵ちゃんじゃね?」
「いいですよ! 年上だからって容赦しませんから!」
バチバチする二人を他所に、将冴さんが言う。
「おっ! 琴葉! こっちで金魚すくいやってるぜ! 百円でどっちが取れるか競争しようや!」
将冴さんが手招きするところには、ライトでキラキラと光った水を泳ぐ、たくさんの金魚がいた。
「あっ! 可愛い! 私やります!」
「おいっ! 将冴!」
「ずるいですよ!!」
「は? 何の話?」
私はルナと颯太君の袖をつかむ。
「二人も行こ!」
結局、ルナと颯太君の戦いは一時中断。四人で金魚すくいをすることになった。
「暴走族のくせに、なにはしゃいでんだか」と篤史さんはため息をつく。
「なぁ、篤史!」と将冴さん。
「あ? 俺はやんねぇぞ」
「じゃなくてあれ」
「あ?」
「陽葵ちゃんじゃね?」