QUALIA ー最強総長×家出少女ー
なにこの人、みんなのことを全部調べあげてるの…?

つまり、もし私を差し出さなかったら、みんなの大切な人が……

「おい、テメェ何か勘違いしてねぇか」

将冴さんは血管が浮き出るほど梟夜を睨む。

「今ここで全員ぶっ殺しちまえば、テメェの負けだろうが…!」

そう言ったのと同時に、囲っていたGLEAMの人達が、何かを取り出した。

「なっ…!」

それは銃だった。おそらく、本物の…。

「おい、嘘だろ!」
「ダメだ! 全員動くな!」とルナ。

「梟夜、お前っ…!」

梟夜は嘲るようにニヤリと笑う。

「ノーリスク・ハイリターンが俺の主義でね。リスクを極限まで下げるために、あらゆる対策を練ってからリターンを得る…」
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