QUALIA ー最強総長×家出少女ー
「お兄ちゃんのことは理解してるよ。けど、もう決めたことだから…」
「なら変えればいいじゃないか! そうだ! 俺と日本に残って曲を作ろう! そして大金を稼ぐんだ!」
「そんなの興味ないよ。お金なんて、お兄ちゃんの都合じゃん…」
「いや、違う! 俺は琴葉のためを思って言ってるんだぞ! 琴葉のことが大切だから、今までだって俺は…」
「うるさいっ!!!!」
自分でもびっくりするくらいの声で怒鳴った。
「私の“ためを思って?” そんなの全部、嘘。あなたは私の弱さにつけこんで、私を操ろうとしているだけ!」
お兄ちゃんは目を見開き、歯を食い縛る。
「本当に私のことを“想って”くれている人は、もっと温かい。声を聞くだけで、側にいてくれるだけで、どれほど支えになってくれるか。あなたには分からないでしょ」
私はルナを見た。ルナは私に微笑みかけ、肩に手を置いた。
「そうか。ははっ、ガキのくせに、調子に乗りやがって…」
お兄ちゃんはポケットからスタンガンを取り出す。バチバチと火花が散る。
「なら変えればいいじゃないか! そうだ! 俺と日本に残って曲を作ろう! そして大金を稼ぐんだ!」
「そんなの興味ないよ。お金なんて、お兄ちゃんの都合じゃん…」
「いや、違う! 俺は琴葉のためを思って言ってるんだぞ! 琴葉のことが大切だから、今までだって俺は…」
「うるさいっ!!!!」
自分でもびっくりするくらいの声で怒鳴った。
「私の“ためを思って?” そんなの全部、嘘。あなたは私の弱さにつけこんで、私を操ろうとしているだけ!」
お兄ちゃんは目を見開き、歯を食い縛る。
「本当に私のことを“想って”くれている人は、もっと温かい。声を聞くだけで、側にいてくれるだけで、どれほど支えになってくれるか。あなたには分からないでしょ」
私はルナを見た。ルナは私に微笑みかけ、肩に手を置いた。
「そうか。ははっ、ガキのくせに、調子に乗りやがって…」
お兄ちゃんはポケットからスタンガンを取り出す。バチバチと火花が散る。