QUALIA ー最強総長×家出少女ー
手紙を書き終えたとき、スマホにメールが届いた。
「将冴さん? 颯太君?」
めずらしい。私の邪魔をしたくないという二人の気持ちもあり、二人からはたまに届くくらいだ。
開こうとしたけど、国外から出したせいか、本文が開けない。
「なんだろう? 帰ったら電話してみよう」
外は雪が舞っていた。冬は日本よりはるかに厳しく、かなり防寒対策をしっかりしないと道を歩くだけで凍傷になる。
これから大学で教授と明日にむけた最後の打ち合わせがある。
今でも実感がないけど、私と蓮は今、大学四年生だ。
四年前、かなり苦労して、編入と飛び級の試験に合格した。
そこで今の私のピアノの先生である石黒教授と出会い(ちなみに教授は日本人だ)、コンクールへの出演も石黒教授の推薦をもらって決まった。
「将冴さん? 颯太君?」
めずらしい。私の邪魔をしたくないという二人の気持ちもあり、二人からはたまに届くくらいだ。
開こうとしたけど、国外から出したせいか、本文が開けない。
「なんだろう? 帰ったら電話してみよう」
外は雪が舞っていた。冬は日本よりはるかに厳しく、かなり防寒対策をしっかりしないと道を歩くだけで凍傷になる。
これから大学で教授と明日にむけた最後の打ち合わせがある。
今でも実感がないけど、私と蓮は今、大学四年生だ。
四年前、かなり苦労して、編入と飛び級の試験に合格した。
そこで今の私のピアノの先生である石黒教授と出会い(ちなみに教授は日本人だ)、コンクールへの出演も石黒教授の推薦をもらって決まった。