QUALIA ー最強総長×家出少女ー
「慧(けい)様がすでに中に。副総長の麗於(れお)様も一時間前からおられます」
「颯(そう)ちゃんと篤史(あつし)は?」
「篤史様は支部で起きた抗争の鎮圧に向かわれました。すでに片付き、六時間後に到着予定です。碧(あおい)様は、その…」
「その?」
「バイクで道に迷って帰れないと連絡があってから、消息が途絶えました」
え!? 最高幹部なのに迷子なの!?
将冴さんは頭を抱える。
「だから颯ちゃんを一人でバイクに乗せるなって言ったんだよ」
「申し訳ありません。現在、百人規模で捜索中です」
「まぁ、篤史がいたら琴葉には猛反対だろうからラッキーだな」
将冴さんは倉庫の扉を開ける。
この中に、ルナがいる。
「いいか。ルナは尊敬できる奴だが、あれほど恐ろしい奴もいない。俺が合図するまで、琴葉は黙っとけな」
「颯(そう)ちゃんと篤史(あつし)は?」
「篤史様は支部で起きた抗争の鎮圧に向かわれました。すでに片付き、六時間後に到着予定です。碧(あおい)様は、その…」
「その?」
「バイクで道に迷って帰れないと連絡があってから、消息が途絶えました」
え!? 最高幹部なのに迷子なの!?
将冴さんは頭を抱える。
「だから颯ちゃんを一人でバイクに乗せるなって言ったんだよ」
「申し訳ありません。現在、百人規模で捜索中です」
「まぁ、篤史がいたら琴葉には猛反対だろうからラッキーだな」
将冴さんは倉庫の扉を開ける。
この中に、ルナがいる。
「いいか。ルナは尊敬できる奴だが、あれほど恐ろしい奴もいない。俺が合図するまで、琴葉は黙っとけな」